シンガーソングライターの斉藤和義が「ずっと好きだった」の替え歌で、原発批判の歌「ずっとウソだった」をユーストリームで流しました。最初に原曲を歌い、ついで替え歌になります。ところが途中で中継がフリーズしたということでいったん止められるのですが、再度、替え歌を最後までうたっていきます。おそらく東電などの反発を怖れた音楽業界からの牽制が入ったんでしょうね。そこを最後までうたいきったところがぐっと来ます。
原発自体は、すでに54基が日本国内で稼働し、この社会は抜き差しならないところまで原子力に依存するようになってしまっています。反原発というとき、どのような社会構造を実現できるのかという問いとセットでなければならず、計画停電で焦っているこの日本でそう簡単に実現できそうにはありません。すぐに大統領までが飛んできて原発産業の全面支援にまわったフランスのみならず、欧米、ロシア、中国など原発に依存している国々も、原子力政策を変えるまでにいたるには、もっと取り返しのつかない事態にまでならないとむずかしいだろうし、当事者としての日本としては福島第一原発のこれ以上の被害は避けたい。ただ、完璧に安全神話が崩壊したのはたしかです。安全を売り物にしてきた政府や電力会社は「ずっとウソだったんだぜ」と言われてもしかたない。そのウソを認めながら、暴走しやすい悪魔とどうつきあい、今後どのように切り替えていくかを考えていかなければならないんだろうなと思います。