ぶじに「紅野敏郎を見送る会」を終えました。ご参集していただいたみなさんに御礼を申し上げます。遺族の主催で開くとは言ったものの、案内状を差し上げる方々をどこまですればいいか、父の交遊の範囲がどこまでか分からないまま手探りですすめてきたので、数々の失礼があったかと思います。会場には当初の予定した部屋を拡張していただきましたが、それでも受付が渋滞し、開会が30分遅れてしまいました。いくつか市ヶ谷のアクセスで不慮の事故もあり、到着がぎりぎりになった方もおられたようです。

お願いして思い出を語っていただいた方々には心から感謝いたします。われわれ家族に見えない部分もお聞かせいただきました。ありがとうございました。他のみなさんともほんとうは夜を徹して話したい、飲みたいところでしたが、さすがにこの間の準備と多少の緊張で、当日はほとんど飲まず食わず。朝から胃が痛むような状態でした。開会してしまえば、その勢いで最後まで走りましたが、終了後は、さすがにノドの乾きと空腹で倒れそうになりました。

最後すべての片付けを言えたあと、まずはお腹に入れようと周辺の店を物色。ところが、さすがに日曜夜の市ヶ谷は9時過ぎにあいている店が少ない。ようやく見つけた串焼き屋さんでは、なんと吉田司雄さんや酒井敏さんの御一行と、千葉俊二さん、長谷川郁夫さんの御一行が。その間に座して、串焼きと生ビールを少し飲んで撤収。店を出たら、池田裕之さんや岩下幹さんら、わざわざ来てくれた旧シネ研メンバーと遭遇。さぁ、飲み直そうという彼らにふだんなら呼応するところを、さすがに今夜はと勘弁していただいて、東京駅から最終の新幹線で熱海に帰宅しました。おおきな遺影をさげてノドを涸らしながら。それにしても長いようで短い1日でした。再度、みなさまに御礼を申し上げます。ありがとうございました。