11月28日に予定している「紅野敏郎を見送る会」は、遺族の主催による関係者対象の会費制立食パーティとなります。一部の新聞は正確に出してくれたのですが、新聞によっては日時と場所だけ出たので、葬儀のように思われた方もいるかもしれませんが、そうではありません。故人の遺思もあり、死出の旅路に出た「後夜祭」というようなにぎやかな趣旨となっています。供物・供花・香典については辞退させていただくかわりに、恐縮ながら会費をいただくことにしました。何だか不謹慎だなとお叱りを受けるかもしれませんが、我が儘をおゆるしください。88歳まで生きて、亡くなる一ヶ月前まで原稿を書いたり、講義をしたりしていた人です。個性が強くてアクがあって、家族からしても困ったところの多かった父で、ご迷惑をおかけした方たちもたくさんおられたと思います。あらためてこの機会にお詫びとお礼を申し上げます。ただ、この一年ほどはずいぶん人が変わり、認知症の母を介護して、これまでの60年間のツケを数ヶ月で払う帳尻合わせをやりおおせて、あの世に逝きました。最後の20日間の闘病は呼吸困難ゆえの苛酷さがあり、家族も見ていられないような苦しみぶりでしたが、あれだけ苦しんだら天国に行けるんじゃないか、そう思わせる、思わずにいられなくなるものがありました。このような次第で父が生前お世話になった旧友、教えた方たち、学者・教師の同僚友人、お付き合いのあった出版社の方たちを中心にご案内を出しました。私が初めてお目にかかる方たちも大勢おられるので、楽しみにしています。なお、この件についての問い合わせ先は日本近代文学館または、直接、私、紅野までお願いいたします(kohno●chs.nihon-u.ac.jp、左の●を@に変えてメールをお送りください)。