この数年、日大文理の国文近代と早稲田大教育の国文近代の合同で大学院生の研究発表会を開いている。今年は会場が早稲田。研究発表自体はそれぞれ2人ずつ送り出して、4本だが、いつも参加メンバーによるポスターセッションをやっている。このあたりは学生たちによる企画。その午前の部はどうしても都合があって見物できなかったけれど、昼休憩から壁にはられたポスターを眺めたところ、だんだん年を重ねるごとにうまくなっているのがわかる。文理の国文は院生の入学者数が減っているため、今年は院進学の内定しているゼミ生2人も参加。たっぷり刺激を受けたもようだ。

研究発表は、谷崎、石原慎太郎、宮沢賢治、金鶴泳という内容。まだまだ研究論文としては未熟かもしれないが、こういう体験を通して、文学についての勉強が1人でのみ行うのではなく、無数の対話のなかから育つことを覚えていってほしいと思う。夜は高田馬場の居酒屋でコンパ。日曜日で学生の数は少ないはずなのに、あちこちの宴席のにぎわいぶりがすごく、向かい合ったもの同士でも怒鳴るようにしゃべらないと聞こえない。いかにも馬場らしい光景だった。教員の参加者は、日大側が金子、紅野、高、早大側が石原、金井、和田。それに早稲田で非常勤をしていた高橋修さんが参加。たまたま来日中のワシントン大学のテッド・マックさんも飛び入りで。学会は少し敷居が高いという院生たちを対象に、もう少し参加大学もふやして、枠をはずしていければと思う。