うーん、4月からまったく更新できませんでした。ようやく。

今日は第18回目の野間宏の会。藤原書店が事務局。山下実さんが「タガメ男」や「死体について」といった後期短篇について報告。ぼくも占領下の検閲と文芸ジャーナリズムの変容について話をする。先日、この会の発起人でもあった編集者の寺田博さんが亡くなられたので、今回は寺田さんをめぐる話が第二部。詩人の金時鐘さんが『猪飼野詩集』や『光州詩篇』を出したときの回想を語る。「寺田博さま」と敬称つきで語る金さんの死者への対し方に聴衆は胸をつかまれる思いがしたようです。さらに富岡幸一郎さんが司会で、黒井千次さんと小林恭二さんが思い出を語る。河出の『文藝』を辞めたあと、『作品』や『海燕』を編集していた時代の話に興じる。とりわけ富岡さんと小林さんは『海燕』時代にいかに若手作家が寺田さんからしごかれたか、作家のイロハを教え込まれたそうだが、小林さんに言わせると、結局、何が何だか分からなかったのだけれど、圧倒的なパワーに押し切られたとか。

会の終わったあとも懇親会でぶっちゃけ話がつづく。ここに書けないのが残念!