当初から予定されていたソウル、成均館大学校での「近代検閲と東アジア」をめぐる会議に招待され、報告しました。ここでは韓基亨さんという韓国の検閲研究の第一人者がおられて、植民地期における検閲研究の学会を組織しています。発表は以下のような内容でした。

  • 「『出版警察月報の比較究」鄭根埴(ソウル大)
  • 「統計から見る朝鮮出版警察月報朴憲虎(成均館大)
  • 「音盤統制制度の形成過程-日本·朝鮮,検閲·推薦,音盤·映の連性と差別性を視座に」文登(台湾)
  • 「不文書の創出と植民地における出版警察- 書科初期における年報資料の分析」韓基亨(成均館大)
  • このテクストは誰のものですか-1920年代おける検閲と著作権」紅野謙介(日本大)
  • 検閲のミメシス(mimesis)廉想狂奔極限の植民地ナラティブ見る芸術の規則と検閲の規則」(高麗大)
  • 略的「非合法」商品の資本化をめぐる抗1930年代前後の検閲と「不逞鮮人」メディアを軸に 」 高榮蘭(日本大)