関西学院大学で開かれた日本近代文学会に行ってきました。
今回の目玉は日曜午後のシンポジウム「〈複数言語〉の明治」。明治期が複数言語であることは分かっているのだけれど、それをどう論じるのかを期待して出かけました。で、総体としてはやっぱり「それで?」という不満は残ったのだけれど、個々の報告にはそれぞれ資料の発見や新たな解釈がほどこされていて勉強になりました。それにしても議論のパフォーマンスとなると、やはりロバート・キャンベルさんがうまい。これはいろいろな議論のレベルが異なったり、質問のポイントがどこにあるかを見抜くセンスが抜群だからでしょうね。どうしても自分の言葉に酔ってしまったり、過剰に力が入りすぎたりするものだけれど、落ち着いて淡々としながら、議論そのものを楽しんでいる。かくありたいものです。
休憩時間にそのキャンベルさんからこのブログのことを聞かれ、渋滞していたのを反省した次第。
関西学院大学では細川さんのもと、大橋さんが実働部隊で活躍。最後の慰労会までお世話になりました。学会理事としては、あと11月の例会があるけれど、大きな行事はこれが最後。曲がり角にある学会の難題を見続けた4年間でした。