1週間ほどの予定でフィンランドに出かけました。成田からヘルシンキまで9時間半。意外に早いですね。フィンランド航空を使ったのですが、きちんとしたサービスで、食事も悪くありませんでした。オンデマンドの映画を3本も見て、うとうとしてたらもう到着。ヴァンター空港からヘルシンキ市街までバスで35分。これも早い。ヘルシンキ中央駅から鉄道でタンペレという街に向かいました。フィンランドの面積はそんなに日本と変わらないぐらいですが、人口は530万人ほど。1憶2千万人もいる日本の24分の1なのです。風景も北海道に近いですが、人口もそれぐらい。ヘルシンキはさすがに都会ですが、地方都市に来ると、ほんとに小さな街という印象。しかし、にもかかわらず、タンペレの街はかつて織物工場で栄えた労働者の街です。いまは主要産業を切り替えて、ノキアなどが活躍していますが、教育と文化に手厚い街でもあります。写真は街の中心にあるタンペレ劇場。20万人ほどの街なのに、この劇場を筆頭に大小の劇場が20余りある。もうひとつはその向かい側にある広場です。これらのメインストリートをひとびとはゆったり歩いています。レストランでもカフェでも路上でも、フィンランドの人たちは大声をあげていません。大声をあげることははしたないことという文化があるんですね。みんなささやくように話します。さすがノキアの国なので、携帯電話については電車のなかであろうが、どこであろうがかまわず話していて、そこが東京の過剰な抑制と違います。ITサービスの完備もよく出来ていて、ホテルで無線のインターネット使用はたいへん便利でした。この国では電話使用料とともにネット接続の料金もかなり安いのだそうです。この街で3泊する予定です。
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