三木聡監督の同名の映画をようやくDVDで見ました。オダギリショーはともかくとして、三浦友和が出ているし、見たいなと思っていたのですが、映画はまずます。TV「時効警察」の延長戦みたいにしてあって、そうしたサービスが目障り。ただ、こういうドラマでも三浦友和や小泉今日子の存在感がいい。かるーい受け流しているかのような演技が画面にうまく収まっていました。ただ、オダギリショーと三浦友和が「東京の散歩」を始めるほぼ最初の頃のシーンに、文理学部キャンパスの正門が出ていて、けっこう笑ってしまいました。こうやって映るとなかなか様になっています。フィルムコミッションなどはもっとやればいいのに。それにはキャンパス周辺整備をもっとやらないとダメかな。しかし、野暮は野暮なりに、不細工は不細工なりにきれいに見せるのが映画術。思わぬところで、それを再認識させられました。