家のすぐ裏がMOA美術館の駐車場で、急坂をのぼれば美術館まで歩いていける距離にある。転居してきてからすでに三回ほど、美術館の展示は見に行っているのだが、ここでは定期的に演能会を開催している。で、行ってみた。この日は野村万蔵の狂言「成上り」と、田崎隆三の能「巴」。最近は観世流能楽師として「ぬえの会」などを主宰している八田達弥くんが、文理国文の卒業生なので、前にも国立能楽堂などへ行って鑑賞したことはあったのだけれど、久々の古典芸能となりました。むかしは歌舞伎座にもさんざん通って、先代の勘三郎も羽左右衛門も歌右衛門などもよく見たものでした。3年ぐらいしげしげ通ったら、演目が似たようなもののくりかえしになったり、世代の交代があったりしてとんとごぶさたになりましたが、今度はご近所のよしみで定期演能会をのぞくようにしようかと。果たしてどのくらいのお客さんがいるのかと思ったら、三分の二ぐらいの客席はうまっていました。さすが。