来週は、もうひとつ催し物があり、ぼくが話をします。
世田谷区は四年前から国の「教育特区」としての認定を受け、新しい教科「日本語」をスタートさせました。小学校週1時間、中学校週2時間とのことで、マスコミも注目しました。しかし、その実情はどうなのか。区内の小学校に配布された教科書「日本語」を開いてみると、さまざまな問題点が見えてきます。またその導入への手続きや実際の現場の教員たちとの連携については、大きな混乱が見られます。ちょっと考えてみても、「国語」と「日本語」という教科が別々に並行しておこなわれるのは奇妙な光景ではないでしょうか。というわけで、以下のような催しが「教育基本法を考える世田谷の会」と「世田谷区教職員組合」の共催で開かれます。ご関心のある方はぜひ足を運んでください。
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世田谷区「教科日本語」を問う!第一回学習会

報告 「教科日本語」が始まって——現場からの報告(世田谷区教職員組合「教科日本語」プロジェクト)
講演 教科「日本語」の問題点——初めに「構造特区」ありき(紅野謙介)

日時 1月23日(水)18時30分〜
場所 らぷらす 11階研修室(世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール)