昨日、下高井戸シネマで見た友川カズキのライブが忘れられないので、院生たちに誘われるまま、四谷アウトブレイクの「さろん・ど・四谷 端崖」に行ってきました。2代目一条さゆりのプロデュースによるもので、ヌードショーありSMショーありのてんこ盛り。さすがに度肝をぬかれましたが、そのあと友川カズキ登場。秋田訛りのまじった独特の語りといい、歌い方といい、笑いとともに中原中也や寺山修司が降臨してきたかのようでした。友川初体験の学生もすっかりはまっていました。「虚構が大事なんだよね、虚構が。現実なんてどうでもいいんだ、こんなひどい現実なんてな」。久しぶりに聞く、とことん文学アナキストの断定的な発言が心地よかったです。「夜遊び」「家出少年」「ひとりぼっちは絵描きになる」「生きてるって言ってみろ」…。みんな傑作です。