IMG_0866 作家の竹西寛子さんから「ユリイカ」の3月、4月号をいただいた。3月号はとりわけ「少年サンデー」の特集号で、表紙だけでもひと目をひく。はてさて、いったい何だろうと開いてびっくり。竹西さんの連載エッセイ「耳目抄」で二度にわたり、『物語岩波書店百年史』第1巻を取り上げていただいていたのである。3月号では、青梅に行かれ、印刷の精興社を訪問された話から始まって、本でとりあげた岩波書店と精興社のやりとりについて言及。4月号では、本自体に温かい評価を与えてくれている。竹西さんはいうまでもなく現役作家ではもっとも端正な文章家。『管絃祭』を初めとする数々の作品やエッセイは「国語」の教科書に取り上げられてもきた。広島での被爆体験に基づきながら、「ヒロシマ」を語ることのむずかしさを身をもって語ってきた書き手である。そういう著者に「ありふれぬ好著」と書かれたことを素直に喜びたい。ありがとうございました。